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サフェーサー
塗装の下地となる塗料のことをサーフェサーと呼びます。上塗りする塗料の発色を良くしたり、しっかりと定着させる効果があります。
またペーパーで磨いたときの凹凸を発見しやすくしたり、塗装面をなめらかにする効果などもあり塗装の際には欠かせません。
上塗りする塗料の色によって白・グレー・クリアなどを使い分けます。サフェーサーはスプレーガンで吹き付けて乾燥させ研磨を行い仕上げる。
サンダー(ディスクサンダー)
回転運動を行う円板のついたサンダーの総称。動力源として圧縮空気または電気を使用する。ウィンドウガラスの皮膜落とし等、様々な用途で使用される。
サンダー類は、使用用途によって使い分けます。円板部が単純に回転するサンダーをシングルアクションサンダーと呼び、比較的粗いペーパーを付けて、荒削りする際に適しており、下地(鉄板)出しなどによく使用する。円盤部が回転しながら、同時に小さな円運動を行うタイプをダブルアクションサンダーと呼び、2重回転運動なのでシングルアクションサンダーと比較しても研磨効率が高いのが特徴です。
サンドブラスト
金属製品に砂などの研削材を吹き付けて清浄する作業を、サンドブラストをかける、などと呼びます。金属表面の主にさびを除く為に用います。
サンドペーパー
パテや、サフェーサーや塗装後の仕上げの際に使う紙ヤスリのこと。
砂状の砥石が表面についており、番手が数種類存在する。番手の数が大きくなればなるほど粒子が細かくなる。(粗い←#300⇔#1500→細かい)
水を使わないで使用する「から研ぎ用」と、水を使いながら使用する「水研ぎ用」があります。
スジムラ(すじむら)
はけ塗りやディッピング塗装時に塗面に生じる非常に細かい縞模様の総称。顔料粒子の大きさ、比重、凝集力の違いが原因により、塗装したとき顔料の沈殿速度に差が生じ、はけ目部でむらが生じる。また、塗料の薄めすぎによる粘度の低下も原因のひとつとして考えられる。
これらを防ぐためには、適正な色わかれ防止剤を添加し、仕様通りの希釈率にし、粘度を維持することが重要である。
スポイラー
バンパーの下部分に取付け、自動車のドレスアップ主としたパーツ。フロント側がフロントスポイラー、リア側がリアスポイラーと呼びます。
高速走行中に起こる揚力を低減させるのが本来の目的。空力を利用し自動車の浮きを抑えるはたらきをしています。
静電塗装(せいでんとそう)
一般に塗装方法は、刷毛やロールなどを用いて被塗物に塗る『押しつけ形』。塗料漕へ被塗物を浸すディッピング等の『浸せき形』。塗料を空気や電気的力等で霧化してスプレーなどで吹き付ける『霧化形』に大別できます。
霧化形塗装は被塗物の形状をあまり選ばず、刷毛目などが発生しないため美しい仕上がりとなるが、ミストと呼ばれる塗料のムダが発生する。この欠点に対してアースした被塗物を正極、塗料噴霧装置を負極とし直流高電圧をかけて両極間に静電界をつくり塗料微粒子を負に帯電させて塗装する静電塗装は、帯電した塗料が、電気力線に沿って飛行し正極の被塗物に塗着するため塗料ミストの飛散が少なく、また塗料が微粒子化し、気泡のない美しい仕上がりが可能であり作業効率も高い。